インド「衛生設備の公園」で、家庭用トイレ4種類を展示

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インドでは、急速に発展が進む一方、水・衛生の問題は深刻です。現在も、人口の44%が野外で排泄しており、下痢などの病気が簡単に広がる状況にあります。女性たちは、野外排泄に行く道中で襲われたり、嫌がらせにあったりする危険にさらされています。

こうした現状を変えていくために、2014年、ナレンドラ・モディ首相は「クリーン・インディア」キャンペーンをスタートしました。本キャンペーンは、2019年までにすべての家庭にトイレがつくられることを掲げており、実際にインドでは、急速にトイレの数が増えています。ウォーターエイド・インドは、活動する各州において、この「クリーン・インディア」キャンペーンと連携してきました。

ウォーターエイドが活動する州の1つ、チャッティースガル州では、現地パートナーのLokshakti Samajsevi Sanstha (LSS)と協力し、ラージナーンドガーオン県に、衛生設備について啓発するための公園を設置しました。

The toilets at display in the sanitation park.WaterAid India
衛生設備の公園に展示されたトイレ設備

 

この衛生設備の公園は、LSSの研修センター内に作られ、インドの農村部で標準的な2つの便槽からなるトイレ(2槽式トイレ)、スペースの確保が難しい場合に適した2槽式トイレ、排泄物を微生物の力で分解するバイオトイレ、地下水位が高い、または地層が岩質で硬い地域に適したエコサントイレの4種類が展示されています。大勢の人々が公園を訪れ、それぞれのトイレの特徴や設置方法、建設費用について学び、家庭や診療所等の機関にトイレを設置する参考にしています。住民だけではなく、政府の職員やパンチャーヤト(インドの村落レベルの地方自治機構)の職員なども、トイレの技術や選択肢について、一度に多くの情報を得られる場所として利用しています。

 

People visiting the sanitation park at Rajnandgaon.WaterAid India
衛生設備の公園を訪れる人々